iMovie 09 は外付HDDのシステムで運用するのがよい。

どうも、Jack です。

先日発売された iLife 09 がようやくボクの手元に到着しました! さっそくすべてのアプリケーションを試しています。iPhoto・iMovie を筆頭に、GarageBand も iWeb も機能が追加されています。非常に価値あるアップデートだと思いますね。iLife があるから Mac が楽しい。このエクスペリエンスはなにものにも代え難いです。

さて今回のエントリでは iMovie について以前から考えていたことを述べたいと思います。それは、

「iMovie 09 は外付HDDのシステムで運用するのがよい。」

ということです。iMovie 09 は、とても素晴らしいアプリケーションなのですが、ひとつだけ困ったことがあります。それはムービーデータの容量が大きく、HDD をたくさん食ってしまうということです。

いま家庭用デジタルビデオカメラの主流は AVCHD によるものですが、iMovie で扱うためには、いったんApple Intermediate Codecという形式に変換しなければなりません。それがけっこうな容量に膨れあがるのです。

たとえば8GB のムービーデータを AVCHD で撮影したとして、Apple Intermediate Codecに変換するとざっと8倍の 64GB ぐらいの容量に膨れあがります。(だいたいの感覚です)これではあっという間に内蔵の HDD は iMovie のデータだけでいっぱいになってしまいます。

昨今のSD/SDHCの価格低下ぶりはご承知の通りです。上海問屋をみれば、8GBや16GのSDHCは、まるでタダみたいな価格であることがわかります。そんなわけで、たくさんのSDHCにムービーを撮影して、いざMac に取り込もうと思っても、内蔵HDDにめいっぱい入っちゃって、アプリがそこで中断しちゃった、などという事態になりかねません。

じじつ、ボクもそういうことを iMac (250GB) でやらかしてしまいました。夜寝るときに変換を開始しておいたところ、朝起きて、エラーでストップしているのを発見しました。HDDの空き容量を全部使い尽くしてしまったのです。これには閉口させられてしまいました。それいらい iMovieの変換の際にはHDDの空き容量に気をつけています。

そのようなHDD容量不足の事態を回避するためには、とうぜん HDD を増やしてあげればいいのですが、その増やし方が問題です。結論から申しますと、外付HDD (USB接続)に新規にシステムをインストールして、そこにムービーデータを取り込んであげてから、運用するのがもっとも簡単でよいのではないか、と考えています。

***

さっそく実践してみます。
先日、ウチの奥さんのために購入した MacBook (Late 2008, CPU 2.0GHz、HDD 160GB) に、外付HDD を USB にて接続し、そこにシステムを新規にインストールしました。
macbookimovie1.jpg
この外付HDD は、去年の9月に購入した、 LaCie の「desktop hard disk」というモデルです。中には Samsung の 500GB (7200回転の HDD) が入っています。ほんとうなら 1TB のものを繋げたいところですが、これがウチに余っていたので再利用することにします。

Mac OS X をこの LaCie の HDD にインストールするには、GUID パーティション方式で行う必要があります。(こちらを参照のこと)まずはディスクユーティリティから「パーティションを作成」して、OS をさくっとインストールできました。

さらにiLife 09と iWork 09を追加でインストールして、クリーンな環境を外付HDDに構築できました。
maclacie1.png

500GBの LaCie は、OS X+ iLife 09+ iWork 09 で20GBほど消費した状態です。OSやiLifeはカスタムインストールしているので、多少前後するかとは思いますが、だいたいそんなものでしょう。余りは 445 GBの容量です。
maclacie2.png
これだけあればムービーをどんだけ取り込んでも、当面は大丈夫といっていいでしょうね!

さてここで、なぜ「iMovie 09 は外付HDDのシステムで運用するのがよい。」という考えに至ったか述べたいと思います。

まず最初に検討したのは、HDD を換装するという案です。いま HDD はとても安価です。2.5インチの 500GB のものでも8000円ほど。魅力的です。しかし、いま使っている MacBook は奥さんのものなので、物理的にいじりたくはなかったのです。これは家庭の事情。また iMac はHDDの換装がむずかしく却下せざるをえません。

つぎに検討したのは、内蔵HDD側にシステムを置いて、外付HDD側に iMovie のライブラリを構築するという方法です。必要なときに外付HDDにiMovieライブラリにアクセスするという運用方法です。これでもよさそうなのですが、内蔵HDD側においたすでに取り込んだ iMovie のデータを外付HDD側と merge させたいと思ったとき、うまくできませんでした。

先日アップルストア銀座のOne to One のトレーナーに相談しました。ところが、やろう思えばできるようなのですが、いろいろ複雑なことが必要でした。アプリケーションのデータを読みにいく先など、構造についてちょっと突っ込んで考える必要がありそうでした。ボクとしてはもうちょっとシンプルにいきたかったので、がんばる気力もなく、却下です。

そこで、いっそのこと外付HDDにシステムをわけて、そこで利用した方がシンプルでいいという考えに至りました。そもそもiMovie の編集なんて週に一度しかしません。また iMovie 専用のシステムと割り切れば、残りのHDD容量も一目で分かります。iLifeのよさである、他のアプリとの連携性は失われますが、iMovieを使って得られた生成物のみ本体側のHDDにコピーして利用してあげればよいと割り切りました。

バルクのHDD同様、外付HDDもとても安価になりましたから、現時点ではこれが最も安価でシンプルな解法ではないかとおもっています。とりあえずこちらでしばらく運用してみます。


***


さて、下はボクのつかっているビデオカメラです。
macbookimovie2.jpg
キヤノンのiVIS HF10という AVCHD なビデオカメラを使っています。SDHCに記録できるので、使い勝手が良いです。

このビデオカメラを使って、赤ちゃんのビデオなど、ホームムービーを作っています。
macbookimovie3.jpg
画質は文句ありません。たしか8万円ぐらいで買いました。とても満足できる商品です。

あえて難点をいうと、ビデオカメラに内蔵されているソフトウェア。字も小さく、アイコンもいまひとつわかりづらい。他社製のものそんなものでしょうが、改善の余地は十分にあります。ボクの使っているニコンのデジイチD60もそうですが、キヤノンのこのビデオカメラも本体のソフトウェアがイマイチ、イマニ。企業はソフトウェアに対する投資をもっと増やすべき。

macbookimovie4.jpg

iLife 09 の目玉の一つは、iMovie 09です。大いに楽しむためにまずはHDDを確保することからはじました。 ヴィットリオ・ストラロばりに、ビデオカメラを回して、iMovie 09で編集をたのしみましょ~~~~!!



ボクの使っているカメラ
Canon ビデオカメラ iVIS HF10」。
iVIS.jpg

ボクの使っている外付HDD (USB)
LaCie HARD DISK USB」(ただしリンク先は1TB)
lacie4.jpg



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